派遣の新スタイル!『ユニット派遣』
定着率UPで乗り越える採用難
ぼしひこ(以下:ぼ) :こないだプロ子ちゃんの言ってた“ユニット派遣”ってなんなんやろ…。
前回の人プロつーしんから約2ヶ月…気になってしゃ~ないわ。
よし! プロ子ちゃんに聞きにいこ!!
2021.11 人プロつーしん32号 売り手市場、再び。加速する採用難
ぼ:プロ子ちゃん!
“ユニット派遣”て なに!?
プロ子(以下:プ):ぼしひこくん! ドアが壊れそうな勢いで入ってきてどうしたの!?
ぼ:前回の人プロつーしん32号で”採用難”について話したやん? そんとき最後にチラっと“ユニット派遣”について話すって言うてもう2ヶ月やん~。気になって待ちきれへんから来たんやん。
プ:そうだったわね! ちなみにぼしひこくんは“ユニット派遣”がどんなものか想像できる?
ぼ:ん~そうやなぁ、“ユニット”と言えば「嵐・Perfume・EXILE等」しか知らんわぁ。
プ:ぼしひこくん、それ“アイドルユニット・ダンスユニット”じゃない(笑)
“ユニット派遣”っていうのはリーダーとスタッフでユニットを構成して、その名の通りユニット(チーム)単位で運用する派遣のことなの。
ぼ:そういうことなんや~。けど、個人単位で大勢を派遣するのと何が違うん?
プ:“請負契約”のイメージとほぼ同じで、1つの部署や工程を派遣会社に任せて業務遂行するのが“ユニット派遣”よ。“ユニット派遣の”メリット3つ紹介するわね。
①派遣リーダーが常駐している事で、スタッフの気軽な相談窓口となり、スタッフのモチベーション管理ができる
ぼ:なるほどなぁ~。仕事しててちょっと聞きたいことや、相談したいことがあるときに同じ派遣会社のリーダーの方が派遣先の社員さんより身近で聞きやすいし、実際一緒に業務してるわけやから安心して働ける気がするわ。
プ:そうね。あとは些細なことかもしれないけれど、同じ派遣会社で働く派遣スタッフ同士だから、仕事以外の昼食や休憩の時に距離感の近い人がいるっていうのも早く職場に馴染めていいのかもしれないわね。
それから、複数の派遣会社を使うと起こることで、派遣会社によって派遣スタッフのフォローや待遇に差があって、それを理由に辞めてしまう派遣スタッフさんもいたりするのだけれど、1つの派遣会社に部署をまるごと任せることで比較されることもなくなって離職を防げる、という効果も期待できるわ。
②派遣リーダーに派遣スタッフの管理をある程度任せられるため指揮命令者の負荷が軽減
プ:通常の派遣では派遣先の指揮命令者が各派遣スタッフへの指示命令・管理・育成をするけれど、“ユニット派遣”では下の図のように、リーダーが派遣スタッフをまとめ、スタッフ個々の業務指導や管理を行うので、派遣先の指揮命令の負荷が軽減され、非常に楽になるのよ。
ちなみにさっき“請負契約”とほぼ同じイメージと言ったけれど、“請負”と“ユニット派遣”の主な違いはここよ。
“請負”の場合、作業指示や指揮命令を派遣先がしてはいけないという契約になるけれど、“ユニット派遣”は、あくまでも派遣契約なので指揮命令権は派遣先にあるの。
だから“ユニット派遣”は、『業務を請負化したいけれど指揮命令は自社で行いたい』という企業様の問題も解決できるわ
③派遣スタッフ関連の事務作業が一度にまとめてできるため、派遣スタッフ管理者の負荷が軽減
ぼ:これは複数の派遣会社使ってたら分かるやつやな! 派遣会社ごとにタイムシートの締日や請求書発行のタイミング、支払いのタイミング、それらのチェックをする手間が激減するやん。
プ:そうね、それもそうだし、通常の派遣だとシフト作成や休みの調整などの勤怠管理を複数のスタッフ個々に確認して管理しないといけないじゃない?その勤怠管理の部分をリーダーに任せることもできるから、②と同じようにスタッフ管理者はリーダー1人に確認するだけでよくなるのよ♪
プ:メリットはざっとこんなところかしら。
ぼ:ユニット派遣”が現場でうまく機能するようになったら、派遣スタッフに関わるほとんどの業務をリーダーに任せられるってことやな!
プ:そうね、だから今までは派遣スタッフの管理や教育で時間を取られていた自社の社員をほかの専門的業務や本来の業務にまわすことができるようになるという点もメリットの1つね。
ぼ:へぇ~! すごいやん! …で、採用難とどう関係あんの?
プ:採用が難しいなら、今働いているスタッフの定着率を上げたら採用活動自体を減らす事ができるわ。“ユニット派遣”なら①で話したとおり、リーダーによるフォローが充実しているから離職も防ぎやすくなるの。さらに定着率があがると、生産性や品質等の向上にも繋がるわ!
ぼ:そういうことか! あ~すっきりした! 2ヶ月間のモヤモヤが晴れたわ~(笑)