近年増加傾向にある水害・・台風・豪雨に負けない会社へ!

メインコンテンツ

事前予測で被害を最小限に

就業中の従業員の命を守るのは会社の責任です

今年7月には九州で、2018年6月には西日本で集中豪雨が発生し、大きな被害が出ました。日本は地震、噴火、暴風、豪雨、豪雪、洪水、高潮、津波などの自然災害の多い国です。会社には従業員や顧客の生命の安全を第一に考えなければならない責任があります。また、工場やオフィスが被害をうけると事業を中断せざるをえない状況に陥ってしまうことも。企業防災にしっかり取り組み、災害が起きても焦らず対処できるよう準備しておくことが大切です。プロ子ちゃんは今回、人材プロオフィスの自主防災組織リーダーとしてこれから何をしていくべきか色々考えているようです。ぼしひこと一緒にプロ子ちゃんの様子を見に行ってみましょう~!

f:id:hira2shin:20200811234526p:plain

■企業防災とは何か

ぼしひこ(以下:ぼ)「プロ子ちゃん元気~?今日は大雨か~と思ったら、次の日は真夏日でジメジメ カンカン ジメジメ カンカン…ホンマ身体おかしくなりそうよな~」

プロ子(以下:プ)「ホントね~。体調管理はもちろん必要なことだけど、最近ニュースを見ていて『日本は自然災害の多い国だな』と思ったの。地震や台風、大雨による土砂災害、豪雪などの災害で被災し、避難所にいるしかなくなってしまった人達や帰宅困難者の様子、スーパーでの買いだめによる物資不足など、深刻なニュースが毎年流れているのに、平常時には『日本は自然災害の多い国』だということをつい忘れてしまいがちじゃない?」

ぼ:「まぁ~確かにな。台風は毎年来るし、地震だっていつ来るかわからんし…」

プ:「ぼしひこくん、いま『台風は毎年来るし』って言ったわよね?実は水害って気象庁の予報を見て事前にある程度対策することで被害を抑えることができるのよ。なにか対策ってしてる?」

ぼ:「あ、してへんわ。ニュースや緊急速報メール見て『あーなんかせなアカンな』って毎回思ってる。」

プ:「そうよね。私も実はそうだったのよ。だから色々調べてみたんだけど、台風や豪雨が来る時間帯を避けて時差出勤とか振替出勤をしている企業もあるみたいなの!これなら意外とすぐにできるわよね!それから、企業が実施するべき防災対策は大きく2つあるみたいよ。」

  • 防災…従業員や顧客の安全を第一に考え、人的・物的被害を最小限に留める
  • 事業継続…災害時の企業活動の維持または早期回復を目指す

f:id:hira2shin:20200811234631p:plain

※出典:企業防災のページ(内閣府防災担当) : 防災情報のページ – 内閣府 ぼ:「あっ…!防災はよく聞くけど、事業継続ってあんまり聞いたことないかも。でも確かに、被災した時すぐに復興するわけじゃないし対策は必要やな…」プ:「『防災』『事業継続』について具体的にどのようなことをすればいいのかは企業実態によって違うから、これを機会に準備しておきたいわね。」
■防災について

・従業員の安否確認方法の整備・確認

・国土交通省ハザードマップポータルサイトの確認。オフィス周辺の危険な場所や避難経路の確認。https://disaportal.gsi.go.jp/

・避難場所の確認

・備蓄・土のう等の準備

・防災・避難訓練の実施

■事業継続について

被災時に指示を出す担当者を数名決め、想定訓練をしておく。

・重要データのバックアップを定期的にとっておき、安全な場所で保管しておく

・機械設備の修理に半月から1か月程度を要する場合の代替え方法を検討。

・仕入先が水害に遭うと仕入ができなくなるため、仕入れ先が被害に遭った場合の仕入先を確保。

・事業継続計画(BCP)作成。

ぼ:「ちょ、ちょ、ちょ…『防災』はなんとなくわかるけど、『事業継続』の事業継続計画(BCP)ってなんなん??オレが知ってるのは(BWH)バスト・ウエスト・ヒップくらいやで!」

プ「なんなのBWHって。しょうがないわね!事業継続計画(BCP)について説明してあげるわ。」

プ:「その名の通り、災害やシステム障害など、危機的状況下に置かれた場合でも、事業を継続または早期復旧できるように方策を取り決めておく計画書のことよ。」

参考:中小企業庁

BPC取組チェック

https://www.chusho.meti.go.jp/bcp/contents/level_a/bcpgl_01_3.html

ぼ:「なるほどなぁ~。『備えあれば憂いなし』やな。」

f:id:hira2shin:20200811235143p:plain

プ:「水害は特に、気象庁HPなどで注意報や警報が出てから被災するまで時間があるので、いつどのような行動をすればいいのかも確認しておきましょうね。」

■災害の前に再確認

警戒レベル1~2

・雨が降り始めたら気象庁HPなどの注意報・警報情報を確認する。

・避難に備えハザードマップを再確認し避難行動の準備をする。

■災害が起きたら

警戒レベル3

・市町村の発令する防災メールを確認し、指示に従う。

・避難に時間を要する人とその支援者は非難をする。

・その他の人は事業計画(BCP)に基づき行動をする。

警戒レベル4

・市町村の発令する防災メールを確認し、指示に従う。

・全員速やかに避難先へ避難する。

警戒レベル5

・市町村の発令する防災メールを確認し、指示に従う。

・命を守るための最善の行動をとりましょう

プ:「というわけなのよ。企業防災をすることで、会社や従業員、取引先を護ることにもつながるのよ。どのように対策を進めていくべきか考える時に来ていると言えるわね…」

ぼ:「おっと!オレの大事なおりひめちゃんに何かあっては一大事!今すぐ防災準備してくるわ~!!」

f:id:hira2shin:20200811235349p:plain

f:id:hira2shin:20200811235400p:plain

※出典:

http://www.bousai.go.jp/kyoiku/kigyou/

 

TOP

派遣先は要注意?! 労働局調査ポイント