正しく理解しよう、 生成AIの便利さとリスク

メインコンテンツ

正しく理解しよう、
生成AIの便利さとリスク

 

安全活用の基礎知識

───AI安心ガイド

生成AIは業務効率化の心強い味方。日常的にもその便利さが注目を集め、文章作成やアイディアの提案、業務改善のサポートなど、使い方次第で業務の生産性を大きく向上させることができます。

一方で、間違った使い方をすると情報漏洩などのセキュリティリスクにつながることも…。生成AIのリスクとその安全な使い方について、プロ子女史とぼしひこが話しています。ちょっと聞いてみましょう。

 

 

プロ子(以下プ):ぼしひこくん、最近「生成AI」が日常生活でも当たり前に使われるようになってきてるけど、業務で使う際の注意点もちゃんと把握してる〜?

 

ぼしひこ(以下:ぼ):え?「注意点」??
文章を書くんも絵を描くんも、オレの苦手な “お詫びメール作成” も、ぜ〜んぶAIに頼ってるけど、めっちゃ便利やん? でも実は注意せなあかんことがあるってこと?

 

 

プ:そこが落とし穴なのよ!
実は、生成AIを業務で使う時に気を付けないと、会社の大事な情報が外部に漏れてしまうリスクがあるのよ。

 

ぼ:ええっ! そんな怖い話があるんかいな!?

 

プ:そうなのよ。一部の生成AIサービスは、
ユーザーが入力したデータを学習目的で一時的に保存する仕様」になっている場合もあるの。
だから、重要な情報を無意識に入力すると、そのデータが将来的に外部要因で漏洩する可能性がゼロじゃないのよ。

 

ぼ:えー! マジかぁ! つまり、オレが「お詫びメール作ってや〜」って頼んだ時に、過去の「やらかしエピソード」まで書いてもうてたら…AI通じて暴露されてまう可能性があるってコトか!?

 

プ:そのとおり。実際に、大企業で生成AIに機密情報を入力したことが原因で、情報漏洩に発展した事例が報告されてるわ。
だから大前提として、『個人情報や機密情報は絶対に入力しない』というルールを守ることが必要なのよ。

 

ぼ:そうなんや〜。ほな、具体的にはどんな情報を入れたらアカンの?

 

プ:例えば、顧客の名前住所契約内容財務データとかの機密情報は全部NGよ! 一方で、架空の人物設定(ペルソナ) や特に機密性のない一般的なデータはOKよ。この表《入力してOK?/NG?チェックリスト》を参考にしてみてね。

 

ぼ:ふむふむ。入れたらアカン情報は避けて、代わりの架空情報を入力したら安全ってことやな!

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

入力してOK?/NG?チェックリスト

 

※1 機密性が高い場合は要確認。要約や公開済み内容のみ入力を。

(※画像をクリックすると拡大表示できます)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

<補足ルール>
・一見問題なさそうでも、社外秘の内容はN G
・誰の目にも見せて良い内容だけを入力
・不安なときは、まず上司・情報管理担当に相談を
※生成A Iに一度入力した情報は「取り消せない」可能性があります。
「この情報、外の掲示板に貼り出せる?」と考えると判断しやすいです。

 

プ:そういうこと! それと、もう一つ忘れちゃいけないのが「デジタルリテラシー」よ。

 

ぼ:デジタル、リテ…? なんやろ…スマホを指で高速スワイプする技術とか?

 

プ:そういう物理的なことじゃなくて(笑)
デジタルリテラシー」っていうのは、“デジタル技術や情報を正しく安全に扱う力”のことよ。危ないサイトにアクセスしないとか、パスワードを強固にするとか、そういう “ITの基本” を社員みんなが理解するだけで、会社全体のセキュリティリスクを大幅に減らせるわ。

 

ぼ:なるほどな〜。つまり、便利やからってAIに頼りっきりになるんじゃなくて、会社全体で安全な使い方を学ぶ必要があるってことやな?

 

プ:そういうこと! 生成AIの活用には「便利さ」と「リスク」がセットでついてくるの。だから、リスクを理解してルールを作って、それを周知徹底することが重要なのよ。例えば、社内研修を実施するとかね。

 

ぼ:オレでも分かる基本から始めればええんやな!他にも注意点ってある?

 

プ:さっき話した「入力する情報のルール化」と並行して、用途に応じたツールの使い分けも大事よ。詳しくは《AIツールの使い分け比較・まとめ表》を見てちょうだいね。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

A I ツールの使い分け比較・まとめ表

▲引用元:メタバース(AI)総研

(※画像をクリックすると拡大表示できます)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

※料金は2025年5月時点の情報です。最新の料金や機能については各公式サイトをご確認ください。
この表を参考に、目的や予算、必要な機能に応じて最適な生成AIツールを選定してください。

 

プ:それと、生成AIを使うのが初めてなら、まずはChatGPTなどの汎用ツールから始めるのがオススメよ。例えば、メールの下書きや簡単な文章作成を試してみるといいわ。慣れてきたら、画像生成ならMidjourney、専門的な文書作成ならGeminiといったように、目的に応じて生成AIを使い分けるのがいいわね。

 

ぼ:最初はシンプルなものから試して、目的をハッキリさせた方がムダも減るってことやな! ほな、有料版を選ぶときはどんなポイントを見たらええん?

 

プ:そことても重要よ! お金も関わることだから、きちんと見極める必要があるわ。《生成AI有料サービス選びに失敗しないための5つのポイント》で挙げてるけど、

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

表生成AI有料サービス選びに
失敗しないための5つのポイント

▲引用元:AI総研

(※画像をクリックすると拡大表示できます)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

プ:この5つを基準に検討するといいわよ! 有料版の中には「入力内容を学習に使わない設定」ができるものもあるけど、それでもペルソナ等を使用して、個人情報の入力は控えることをオススメするわ。

 

ぼ:とりあえず無料版を試して、自分たちに合ったツールなら有料版に切り替える…って流れが良さそうやね!

 

プ:そうね! ちなみにウチでもGeminiの有料版の一部を活用してるわ。過去に開催したセミナーでも、そういった生成AI(ChatGPT) の活用法をテーマにした回(※第12回、第17回)があるから、動画を見直すのもオススメよ!
ご興味がある方は、ぜひ弊社の営業担当までお気軽にお問い合わせください!

 

ぼ:久しぶりの流れるようなお知らせやな…。いや、でもめっちゃ勉強になったわ! オレもAIに黒歴史をバラされへんようきーつけながら、生成AI活用してくわ〜!

 

動画視聴 申込みは「コチラ」から

 

TOP

新卒の育成と定着に必要な意識改革!